ナスタが郵便配達員対象アンケート調査
住宅用ポスト大手のナスタ(東京)は6月14日、福岡市内の郵便局に在籍する配達員約400人を対象としたアンケート調査結果を公表した。
荷物の再配達が何回以上続くと辛いかとの質問には、平均で2・04回となった。また、9割弱が宅配ボックスを使ってほしいと希望した。
同社は福岡市と連携し、同市で戸建て住宅に住む1000世帯に宅配ボックスを無償提供する実証実験を展開、宅配荷物を受け取る側のストレスがどう変化するなどを調べている。アンケートは実験に併せて行われ、実験展開前の2018年10月に632人、展開開始後の19年1月に403人がそれぞれ回答した。
再配達が辛くなる回数は実験展開前(事前調査)のみ聞いており、「2回以上」が49・5%で最も多かった。「3回以上」が20・1%、「1回でも辛い」が18・0%などとなった。
今後も宅配ボックスを利用してほしいかどうかについて、実験展開開始後(事後調査)に尋ねた結果、「とても利用してほしい」が62・0%、「できれば利用してほしい」が26・8%で、この2つの選択肢を合計すると88・8%に達した。「なくてもよい」は6・0%、「利用してほしくない」は0・7%だった。
(藤原秀行)