サンケイビル、既存物流施設の再生事業「SANKEILOGI plus」開始

サンケイビル、既存物流施設の再生事業「SANKEILOGI plus」開始

第1弾は埼玉・川越で12月稼働開始

フジサンケイグループの不動産会社サンケイビルは12月12日、現在事業を推進している物流施設で、新たに既存物件を再生させる事業を開始したと発表した。

同社が手掛ける物流施設は2022年3月に千葉県柏市で竣工した「SANKEILOGI 柏の葉」以降、「SANKEILOGI(サンケイロジ)」のブランド名を冠した物件を開発している。

加えて、築年の経過した既存の物流施設を取得し、リニューアル工事を実施した上で賃貸用の物流施設として再生させる事業を推進することにした。ブランド名は「SANKEILOGI plus(サンケイロジプラス)」に設定した。


再生事業のブランド

物流施設再生事業は、取得した物流施設をそのまま修繕し賃貸するのではなく、「SANKEILOGI」でキーワードに設定している「機能性」「環境およびBCPへの配慮」「働きやすさ」などの魅力をさらに加えた(プラスした)物件開発を行うことに主眼を置いている。

第1弾として埼玉県川越市の案件で今年10月、工事が完了した。第2弾は茨城県坂東市の案件で工事が25年1月に終える予定。それぞれ「SANKEILOGI plus」ブランドで稼働を始める。

「SANKEILOGI plus 川越」は地上2階建て、延床面積は4393㎡。今年12月に物流企業の合通ホールディングス(大阪市)が入居し、同社の専用倉庫として開業させる。

旧所有者が定温・チルド設備を備えた配送拠点として使用していた倉庫を23年11月末にサンケイビルが取得、既存の倉庫や設備を活かしたリニューアル工事に踏み切った。


「SANKEILOGI plus 川越」外観

旧所有者が自家用倉庫として使用していたため、「倉庫業の営業倉庫」登録に必要な施設スペックを持たすための工事を実施した。


新設したドックシェルター


倉庫内サイン

■概要

名称 SANKEILOGI plus 川越
所在地 埼玉県川越市芳野台三丁目 1-2(地番)
交通
  • 首都高速埼玉大宮線「与野 IC」 約 14km
  • 圏央道「川島 IC」 約 8.8km
  • 関越自動車道「川越 IC」 約 10.3km
  • 東武東上線「川越」駅 約 6.8km
敷地面積 約 5,704 ㎡(約 1,725 坪)
延床面積 約 4,393 ㎡(約 1,329 坪)
構造・規模 S 造(一部 RC 造)、地上 2 階建て
〈リニューアル工事〉
設計・施工 株式会社サンケイビルテクノ
改修着工 2024 年 7 月 8 日
改修竣工 2024 年 10 月 9 日

■広域地図

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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