戻り便のトラック活用、トラック年間延べ300台以上削減見込む
花王とキリンビバレッジは1月22日、両社の物流拠点間の往復輸送で2月に協業を開始すると発表した。
従来の輸送ルートをつなげ、空車となっていた戻り便のトラックを活用することで、輸送効率化とCO2排出量削減を図る。
花王の川崎物流センター(神奈川県)から更埴物流センター(長野県)と、キリンビバレッジ子会社の信州ビバレッジの工場(長野県)からキリンビバレッジの川崎物流センター(神奈川県)への輸送後の空車区間を組み合わせたルートを活用。
協業に際しては輸送工程などの確認を経て、段階的に配送量を増やしていくことを想定している。
輸送区間イメージ(両社提供)
協業で輸送トラック台数を年間で延べ300台以上、CO2排出量を該当区間で約15%それぞれ減らせると見込む。今後は成果を踏まえながら共同輸送区間の拡充を検討する。
(藤原秀行)