国交省、腐食など異常ないか確認し報告求める
橘慶一郎官房副長官は1月29日の記者会見で、埼玉県八潮市で1月28日朝に起きた県道交差点の陥没事故を受け、国土交通省が全国の下水道管理者に対し、同様の箇所について緊急点検を要請したことを明らかにした。
腐食などの異常がないか確認、2月7日までに報告するよう求めている。
埼玉県などによると、事故は1月28日の午前9時半ごろに発生。地下を走っている下水管が何らかの理由で破損したことが原因とみられ、深さ5mほどの大きな穴になっている。陥没箇所にトラックが転落、70代の男性ドライバーが巻き込まれ、救助活動が続いているが、周辺に新たな陥没が起きたことなどから難航している。
橘副長官は「埼玉県などの事故原因調査の結果を踏まえて必要な対応を講じる」と説明した。
(藤原秀行)