センコーGHD、静岡・浜松で中継輸送の休憩施設と物流センターが竣工

センコーGHD、静岡・浜松で中継輸送の休憩施設と物流センターが竣工

冷凍・冷蔵に対応、ドライバー負荷軽減狙う

センコーグループホールディングス(GHD)は2月14日、昨年8月に開設したトラック中継輸送専用大型施設「TSUNAGU STATION浜松」(静岡県浜松市)内にシャワールームや休憩スペースなどを備えた休憩施設「BREAK TIME」、隣接地に開設した「センコーグループ浜松物流センター」がそれぞれ竣工したと発表した。


TSUNAGU STATION浜松(下写真が休憩施設「BREAK TIME」)

 
 

両施設はセンコーGHDが建設し、TSUNAGU STATIONをグループ傘下のセンコーが、新センターを同じくグループ傘下のランテックとセンコーが共同でそれぞれ運営する。

3温度帯物流に対応するとともに、トレーラーの交換やドライバーの交代、荷物の積み替えや一時預かり、配達代行など、他社にも中継輸送施設を利用してもらい、業界全体が抱える人手不足の解決、労働時間の法規制への対応を促進していきたい考え。

新東名高速道路の浜松SAスマートICから1km圏内で、東京料金所から大阪/吹田IC間(約476km)の中間地点にあり、中継拠点として最適の立地と想定。一方で浜松市は製造業が集積していることから、地元の物流需要取り込みも期待している。

TSUNAGU STATION は、トレーラー交換やドライバーの交代のための場所を昨年8月にオープンし、人手不足や労働時間の法規制に対応してきた。


休憩施設「BREAK TIME」内観(休憩スペース、シャワー室)


センコーグループ浜松物流センター

 
 

新センターは中部地区の繊維・機械メーカーといったセンコーの取引先をさらに拡大させるとともに、TSUNAGU STATIONとして、荷物の積み替え、一時預かり、配達代行にも対応。さらに、ランテックが持つ冷凍・冷蔵食品物流のノウハウにより、旺盛なコールドチェーン物流の需要を取り込み、売上拡大も目指す。

新センターの屋根上に太陽光発電設備、敷地内に大容量蓄電池を設置し、再生可能エネルギーの活用促進を図るとともに、BCP対策として非常用発電設備を完備している。

1月17日にWEBサイト経由でTSUNAGU STATIONの会員登録、利用予約の受付を開始した。今後は、静岡(新富士)、広島、福島にもTSUNAGU STATIONの開設を計画しており、日本全国へサービスを拡大していきたい考えだ。

センコーグループ浜松物流センターの概要

名称 ・センコーGHD センコーグループ浜松物流センター
・センコー 新東名浜松PDセンター  
・ランテック 浜松支店    
所在地 静岡県浜松市浜名区都田町7816-1
建物構造       S造6階建(倉庫は4階層)
敷地面積 31,762㎡(TSUNAGU STATION含む)
延床面積 34,272㎡(うち、センコー 19,284㎡、ランテック 13,857㎡)
設備 自動倉庫、冷凍冷蔵倉庫、トラックバース78台、給油所、洗車場、
 太陽光発電、大容量蓄電池、非常用発電設備など
貸主 センコーグループホールディングス株式会社

TSUNAGU STATION浜松の概要

所在地 静岡県浜松市浜名区都田町7816-1
物構造 柱:鉄筋コンクリート造、梁:鉄骨造(休憩施設)
延床面積 161㎡(休憩施設)
施設・サービス          ① トレーラー・トラック用駐車スペース(約50台分) ※2024年8月開設済み
 ② トレーラー交換、ドライバー乗り替わり用駐車スペースの提供
 ③ 荷捌き・貨物一時預かり用設備(倉庫棟1階部分 約700坪)
 ④ 貨物の配達代行(静岡県・愛知県・三重県・岐阜県 ※順次拡大予定)
 ⑤ ドライバー専用休憩施設
 (休憩スペース、自動販売機、トイレ付シャワールーム、トイレ)
 ⑥ 上記サービスを予約する WEB システムの提供
 (システムリンク: https://www.tsunagu-station.senko.co.jp/
貸主 センコーグループホールディングス株式会社

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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