EC事業者らのニーズ獲得目指す
日本郵便は2月25日、法人向けの小型荷物配送サービス「ゆうパケットパフ」の提供を同日開始したと発表した。EC事業者らのニーズ獲得を目指す。
重さが原則1kg以下で、ゆうパックの「60サイズ」に満たない荷物を全国一律運賃で届ける。年間1万個以上の小型荷物を差し出す法人が対象で、日本郵便が準備している専用の袋を使えば厚さの制限がなく送ることができる。厚さ7cmまでの既存の箱なども利用可能。
土日祝日にも配達し、おおむね差出日の翌日から翌々日に届ける。配達は「置き配」を含めた非対面で実施し、受け取り手が指定した宅配ボックスや郵便受けなどに置く。
小型荷物配送に関しては、日本郵便とヤマト運輸が2023年、ヤマトが引き受けた小型荷物の配達を日本郵便に全て委託することで合意した。しかし、ヤマトは想定よりも配達に遅れが生じていることを理由に、全量委託を見直す方針を表明、日本郵便が損害賠償訴訟に踏み切り、対立が続いている。
（プレスリリースより引用）
（藤原秀行）
