ソニーと日立の両グループ、家電の共同物流を首都圏・関西でも開始へ

ソニーと日立の両グループ、家電の共同物流を首都圏・関西でも開始へ

昨年4月に北海道でスタート、成果踏まえエリア拡大

ソニー製品のマーケティング・販売を担うソニーマーケティングと、日立グループの家電・空調事業を手掛ける日立グローバルライフソリューションズ(日立GLS)は3月17日、既に展開している共同物流を4月以降、首都圏エリア(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)と関西エリア(大阪府、京都府、滋賀県、奈良県、兵庫県、和歌山県)で新たに開始すると発表した。

両社は昨年4月、北海道で双方の物流倉庫を統合し、各量販店の物流センターへの共同配送をスタート。昨年12月までの実績ベースで量販店への配送物量の約8割を共同配送化し、業務負荷の低減で成果を挙げているため、対応エリアを広げることにした。

 
 

首都圏エリアは東京港に到着した日立GLSの一部海外生産品をソニーマーケの対象配送拠点へコンテナごと輸送(ドレージ輸送)し、量販店の物流センターへ共同配送する。

一報、関西エリアは旧来、それぞれの配送拠点から個別に配送していた製品を、両社の輸送車両をまとめるなどして効率的に配送できるようにする。

輸送効率を改善し、ドライバー不足といった国内物流課題の改善や、環境負荷の軽減を図る。

(藤原秀行)

経営/業界動向カテゴリの最新記事