Nexa Wareとロジスティード、三菱HCキャピタルが物流倉庫向け遠隔フォークリフト操作システムの事業化へ

Nexa Wareとロジスティード、三菱HCキャピタルが物流倉庫向け遠隔フォークリフト操作システムの事業化へ

オペレーター不足など課題解消支援、25年度中のサービス開始目指す

椿本チエインとKDDIが共同出資し、次世代型の物流倉庫自動化ソリューションを手掛けるNexa Ware(ネクサウェア)は3月27日、ロジスティードや三菱HCキャピタルと連携し、「物流倉庫向け遠隔フォークリフト操作システムの事業化」を共同検討することで合意したと発表した。

3社で物流改革を推進し、慢性的なフォークリフトオペレーター不足、冷凍・冷蔵倉庫の過酷な作業環境といった課題の解決を促進するのが狙い。3社は2025年度中のサービス開始を目指す。

 
 

遠隔フォークリフトは既存のフォークリフトにセンサーやカメラなどの遠隔操作ユニットを後付けし、遠隔から操作できるようにしている。倉庫にカメラやセンサーなどの追加設置が不要なため、既に企業が保有しているフォークリフトを有効活用し、早期導入できる点などがメリット。

3社は遠隔操作ユニットの開発、実機による操作性・作業性の検証に加え、冷凍倉庫などの厳しい環境下での運行検証を実施。付帯サービスを含めた「物流倉庫向け遠隔フォークリフト操作システムの事業化」を目指す。


遠隔フォークリフト操作システム検証機(左)と遠隔操作用モニター画像(Nexa Ware提供)

(藤原秀行)

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