自社施設の飛行試験や開発の映像も初お披露目
「空飛ぶクルマ」やドローンの買開発を手掛けるSkyDriveは4月10日、大阪・関西万博の事務局などが4月9日に開いたメディアデーで、空飛ぶクルマ「SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)」の公開フライトを行ったと発表した。
併せて、愛知県豊田市の自社開発施設で行った飛行試験や開発の映像もお披露目した。
2025年夏に予定している二地点間飛行・周回飛行に先行して、万博会場内ポート「EXPO Vertiport」で空飛ぶクルマの公開フライトに踏み切った。高度は約5m、飛行時間は約4分間にわたり、パイロットは搭乗せず自動制御とリモート操縦で飛行した。
豊田市の自社開発施設で行った試験飛行の機体は大阪・関西万博の会場で飛行した「SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)」と同じ型式の初号機。
飛行試験施設での試験の様子(今年1〜2月撮影)
さらに、開発の軌跡とエンジニアの姿を伝える動画も提供を開始した。
■「SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)」について
機体サイズ(全長×全幅×全高) | 約11.5m × 約11.3m × 約3m(ローターを含む) |
最大搭乗人数 | 3名(操縦士1名+乗客2名) |
燃料 | バッテリー(電動) |
駆動方式 | 1,400kg |
主要構造材料 | 複合材(CFRP)やアルミ合金など |
最大離陸重量 | 1,400kg |
最大巡航速度 | 100km/h(対気速度) |
航続距離 | 約15km(バッテリのアップデートにより30-40kmに段階的に拡張) |
(藤原秀行)※いずれもSkyDrive提供