商船三井、東京ガス向け新造LNG運搬船に硬翼帆式の風力推進装置搭載

商船三井、東京ガス向け新造LNG運搬船に硬翼帆式の風力推進装置搭載

世界で2隻目、燃費改善し温室効果ガス削減図る

商船三井は4月10日、東京ガスの100%出資子会社でLNG(液化天然ガス)やLPG(液化石油ガス)の海上輸送などを手掛ける東京エルエヌジータンカーに長期用船する新造LNG運搬船に、風力補助推進システムのウインドチャレンジャーを2基搭載することが決まったと発表した。

商船三井によると、LNG運搬船にウインドチャレンジャーを搭載するのは世界で2隻目という。ウインドチャレンジャー搭載のばら積み船は2隻が竣工済みで、今後さらに7隻が完成する予定。



ウインドチャレンジャーは、伸縮式の帆を使い、船の燃料消費量改善と温室効果ガス排出量の削減を後押しする。商船三井は世界最大のLNG船主として、グローバルで需要が高まるLNGの海上輸送に関する環境負荷低減を図る。


ウインドチャレンジャー2基を搭載したLNG運搬船(イメージ、商船三井提供)

(藤原秀行)

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