三菱倉庫がタイで物流施設開発に参画、地元企業と共同で2.5万㎡の案件建設へ

三菱倉庫がタイで物流施設開発に参画、地元企業と共同で2.5万㎡の案件建設へ

総事業費30億円、26年12月竣工予定

三菱倉庫は5月22日、タイで物流移設開発を手掛けると発表した。同社としては初の海外での不動産開発案件となる。

タイの不動産デベロッパーSena Development(セナ・デベロップメント)と合弁会社を設立し、バンコク近郊のサムットプラカーン県に延床面積約2万5000㎡の物流施設を建設する「バンナKM23プロジェクト」に参加している。総事業費は約30億円で、そのうち49%を三菱倉庫が負担している。2026年12月の竣工を見込む。

 
 

開発後の施設を長期保有せず一定期間運用した後で資産を売却、次の物件へ再投資する資産回転型ビジネスモデルの一環。

物件概要

敷地面積 41,000㎡ 
延床面積 25,000
賃貸面積 23,000
着工予定 2026年1
竣工予定 2026年12


外観

開発地はバンコクから東に約23kmのバンナーエリアで、スワンナプーム国際空港から約20km、バンコクとタイ東部の主要都市を結ぶバンナ・トラッドロードに近接し、バンコク市内への配送拠点として優位性があると見込む。

タイ政府が経済特区開発を進め、物流需要の増加が見込まれる「東部経済回廊(EEC)」へのアクセスにも強みを持つ。

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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