搬送自動化のトータルソリューション提供強化
三菱ロジスネクストと日産自動車子会社の愛知機械工業グループでAGV(無人搬送ロボット)などを手掛ける愛知機械テクノシステムの両社は6月2日、愛知機械敵のシステムが扱っているAGV「CarryBee」(キャリビー)の販売で協業を始めると発表した。
三菱ロジスネクストは小型AGVと無人けん引車を取り扱うことで品ぞろえを拡充し、両社協業の下、人手不足に直面する全国の物流施設や工場向けに無人搬送の複合システムによるトータルソリューションを提案していきたい考えだ。
三菱ロジスネクストは国内約400拠点に及ぶ広範な販売ネットワークを展開。AGF(無人フォークリフト)やAGVなどの製品を通じて、主に1t以上の重量物のパレット荷役や搬送作業の無人化を後押ししてきた。
愛知機械テクノシステムのCarryBeeシリーズは、搬送できる重量が1t以下の低床タイプを中心に、屋外走行タイプなどをラインアップしているほか、さまざまなオプションにより、きめ細やかに自動化ニーズに応えられる体制を整えている。
両社はCarryBeeシリーズ以外の領域でも協業を視野に入れて協議を進める。
(藤原秀行)※いずれも両社提供