【災害】九州南部豪雨によるトラック輸送障害は大きく解消へ

【災害】九州南部豪雨によるトラック輸送障害は大きく解消へ

宅配便はほぼ通常営業も路線事業者で配達遅延続く

国土交通省が7月8日午前8時までにまとめた情報によると、九州南部地区を中心とする大雨の影響によるトラック輸送障害は広い範囲で解消されつつあるもようだ。

現在の障害が出ているのは宅配事業者が日本郵便の鹿児島全域および一部地域で集配遅延となっている。ヤマト運輸と佐川急便は通常営業に戻った。

路線事業者では第一貨物が熊本県の水上村と球磨村および宮崎県の一部地域で配達業務見合わせ、鹿児島県の一部地域で配達が遅延している。西濃運輸は鹿児島県の鹿児島市と吉田町で配達遅延、また日本通運は鹿児島県全域で大幅な配達遅延が発生しているという。

今回の大雨では宅配便大手3社、路線事業者3社が熊本・宮崎・鹿児島の3県で集配遅延や荷受け業務停止などの被害を受けた。

国交省では「九州南部を中心にこれまでの大雨で地盤が緩んでいる所があり、土砂災害に注意が必要な状況が続いている。梅雨前線はしばらく南西諸島から本州の南に停滞する見込みで、明日9日6時までの24時間雨量はいずれも多い所で中国地方80ミリ、九州南部70ミリの見込み」と今後も警戒するよう呼び掛けている。

(鳥羽俊一)

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