協力会社を含めた現場全体の体調管理サポート
クラウドサービスの開発などを手掛けるL is B(エルイズビー)は6月26日、現場の熱中症による労働災害防止を支援するため、現場向けビジネスチャット「direct/ダイレクト」で日々の健康チェックを効率的に実施できる専用チャットボット「熱中症予防チェックボット」の提供を開始したと発表した。
建設や物流、製造などの現場で働く人の健康管理を行うツールとして活用してもらうことを想定している。
猛暑で現場の熱中症による労働災害のリスクが近年高まっている上、政府が6月に現場作業を抱える企業に対して熱中症対策を義務化したことを受け、チェックボットを開発した。
始業前(朝礼時)、午前10時、昼休憩時、午後3時、終業時にそれぞれボットから熱中症予防に関する質問を自動送信。従業員は質問に回答すれば健康状態のチェック漏れ防止につながると見込む。
従業員は、ボットから送信されるチェック項目に対し、画面上のボタンをタップするだけで簡単に答えることが可能。体調不良などの該当項目がある場合も、該当番号を入力するだけで回答が完了するため、従業員の手間や負担を最小限に抑えながら、健康状態を確実に把握できるとみている。
管理者は従業員の回答結果をExcelファイルで出力し、その日の体調一覧をすぐに確認。新たな管理票を作成する手間も不要という。価格は1組織当たり月額1万円(税別)。
(L is B提供)
(藤原秀行)