鈴与インドネシア現法、倉庫で「ハラール製品保証制度」の認証取得

鈴与インドネシア現法、倉庫で「ハラール製品保証制度」の認証取得

保管や流通加工が可能に、需要の伸び見越して対応

鈴与は6月30日、インドネシアの現地法人Suzuyo Indonesia(スズヨ インドネシア)が、同国政府機関のBPJPH(Badan Penyelenggara Jaminan Produk Halal)から、イスラム教の戒律に合っていることを示す「ハラール製品保証制度」(Jaminan Produk Halal, JPH)の認証を取得したと発表した。

認証の対象はスズヨ インドネシアが運営するチビトゥン倉庫で、ハラール製品の保管・荷役・流通加工などを担うハラール物流が戒律を満たしていることを公的に認められた。



インドネシアは2024年10月、国内製造の飲食品に対しハラール認証を取得するよう義務化。今後は化粧品・医薬品・輸入飲食品などにも段階的に拡大していく見込みのため、顧客のニーズに対応できるよう、スズヨ インドネシアで昨年9月から準備を進めていた。


(鈴与提供)

ハラール認証取得により、チビトゥン倉庫はハラール製品の保管や流通加工も可能になり、管理する製品には正規のハラール認証マークをパッケージに表示できる。

インドネシア市場でハラール対応の需要は今後さらに高まる見通しのため、国内市場向けにとどまらず、輸出製品を含めた幅広い分野でハラール対応物流のパートナーとして、より信頼性の高いサービスを提供していくことを目指す。

認証制度名 ハラール製品保証制度(Jaminan Produk Halal, JPH)
認証機関 BPJPH(Badan Penyelenggara Jaminan Produk Halal)
対象拠点 チビトゥン倉庫
対象貨物 飲食品、化粧品、医薬品、日用品など
※肌に触れる・体内に入る製品全般
認証条件
  • ハラール性を維持するための内部管理体制 HAS(Halal Assurance System)の構築
  • ハラール監督者の配置 など

(藤原秀行)

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