「夜間注文で翌日までに配達」全国に展開も
アマゾンジャパンは7月1日、EC商品の配送業務を強化すると発表した。
配送拠点「デリバリーステーション」(DS)を今年4~9月の間、全国の計6カ所で順次新設していくとともに、商品の保管・梱包を手掛ける物流拠点「フルフィルメントセンター」(FC)の一部機能とDSの機能を担い、当日配送を提供するための新たな拠点を16カ所で展開する。
併せて、夜間にアマゾンのECで注文した商品を翌朝に受け取ることが可能な配送オプションの対象地域を2025年中に順次拡大する。
DSは注文を受けた商品を全国のFCから集約し、周辺地域の顧客の元に届けている。6拠点のうち、石川県は初めての設置となる。岡山県に設けるDSは従来拠点に比べて、温室効果ガスの削減につながる様々な技術を導入し、オペレーションの脱炭素化を強化する。
主に太陽光パネルの設置、高窓による自然採光の導入、人感センサー付きの照明、電気自動車専用の充電施設、断熱性の高い壁の取り入れや水使用量削減につながる雨水再利用タンクなどを活用することを想定している。
一部地域では午後1時ごろまでに注文すれば、商品を当日の夜間帯に届ける配送オプションも広げていく予定。
■配送拠点の一覧
名称(仮称) |
都道府県 |
開設予定時期 |
岡山南デリバリーステーション |
岡山県 |
4月 |
千葉柏デリバリーステーション |
千葉県 |
4月 |
福岡北九州デリバリーステーション |
福岡県 |
5月 |
北海道北広島デリバリーステーション |
北海道 |
8月 |
東京江東2デリバリーステーション |
東京都 |
9月 |
石川野々市デリバリーステーション |
石川県 |
9月 |
(藤原秀行)