「2024年問題」やドライバー不足踏まえ、競合同士ながら非競争領域で連携
化粧品・日雑品卸大手のPALTACとあらたは7月4日、西関東エリアで共同配送を7月に開始したと発表した。
「物流2024年問題」やトラックドライバー不足の深刻化を受け、競合同士ながら非競争領域の配送でタッグを組むことにした。
共同配送の概要(赤字が変更点)
両社の物流拠点と納品先店舗の位置関係を踏まえ、出荷拠点の見直しや配送距離を最適化したルート設計を進め、共同配送を実現した。
両社はトラック台数の削減による必要人員の減少、積載効率向上や走行距離の短縮によるCO2排出量抑制と物流コストの最適化、店舗側の荷受け回数減少による作業負担軽減を見込む。
今後は他の配送先店舗や地域の共同配送など、非競争領域で協働を広げていくことを視野に入れている。
(藤原秀行)