デジタル技術と現場知見の融合目指す
トレードワルツは7月15日、貿易に関連した物流実務の標準化・効率化を目指す機能改善と新サービス検討を目指し、総合物流企業が参加した業界横断型の「物流ワーキンググループ(WG)」を5月に立ち上げたと発表した。
港湾・通関・倉庫・輸送といった多岐にわたる物流業務の実務面の課題を、デジタル技術と現場知見の融合で可視化・効率化していくのが狙い。
トレードワルツが運営している貿易情報共有システム「TradeWaltz」(トレードワルツ)の現行機能に対して、物流事業者が現場で抱える課題を反映した改善・改良を進めるとともに、議論を重ねる中で、既存機能では対応しきれない領域の開発が必要となった場合、新たな物流向けサービス・プロダクトの開発も視野に入れた活動を目指す。
物流WGは上組、日新、フジトランスコーポレーション、三井倉庫ホールディングス、三菱倉庫が参加。開発と並行して、物流情報の活用、業務の標準化、参加企業間の協調による業界横断的な課題解決についても協議を進める。
(藤原秀行)