ハコベル、「トラック予約/受付」と「配車管理」の両システム間でデータ自動連携開始

ハコベル、「トラック予約/受付」と「配車管理」の両システム間でデータ自動連携開始

二重入力や情報不一致を解消

ハコベルは7月15日、トラック予約/受付システム「トラック簿」と配車システム「ハコベル配車管理」の自動連携を始めたと発表した。

「ハコベル配車管理」で作成した運行依頼情報(ドライバー情報、荷物情報、着車指定時間など)が、自動でトラック予約/受付システム「トラック簿」に登録。これまで発生していた二重作業を解消できると見込む。



政府が「物流2024年問題」対応の一環として物流センターでのトラックドライバーの荷待ち・荷役時間の短縮などを強く求めているのを背景として、ハコベルの2つのシステムを併用する顧客が増える中、「同じ情報を複数のシステムに入力しなくてはならない」「どちらかの情報を変更した場合、もう一方の情報変更が漏れてしまう危険性がある」といった声がユーザーから挙がっていたのに対応する。

荷主企業が「トラック簿」と「ハコベル配車管理」を併用している場合、まず「ハコベル配車管理」上で運送会社とドライバー情報・荷物情報・着車指定時間などのやり取りを行った後、取り決めた内容に基づいて「トラック簿」上でバース予約を行う際、ハコベル配車管理上でやり取りした内容を転記する二重作業が発生していた。自動連携で課題を解決する。

加えて、ドライバーや荷物情報の変更、運行のキャンセルなどが起こった際も、「ハコベル配車管理」上で各操作を済ませれば自動的に「トラック簿」にも反映。2つのシステム間で情報の不一致が起きるのを防げると見込む。

今後は「トラック簿」「ハコベル配車管理」「ハコベル配車計画」など自社が保有するシステム間の自動連携を進めるのに加え、他社ベンダーとの連携も模索する。

(藤原秀行)※いずれもハコベル提供

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