輸送能力を3倍に拡充
DOWAホールディングス(HD)と日本製紙は7月22日、DOWAHD傘下で環境・リサイクル事業を手掛けるDOWAエコシステムと日本製紙の両社が2023年から展開しているラウンド輸送の取り組みを強化し、新たに専用コンテナを共同で製作、6月に本格的な使用を開始したと発表した。
製作したのは20ftコンテナ7基で、輸送能力を従来の約3倍に拡充した。
新コンテナは両社のラウンド輸送専用として活用しており、両社は日本で初めて荷主同士の会社ロゴを併記したデザインを採用していると説明。貨物の運搬区間も掲示している。
新コンテナデザイン
共同コンテナを使用した運搬の様子
両社のラウンド輸送は2024年8月、国土交通省による物流総合効率化法の認定を取得し、動脈物流と静脈物流を組み合わせた鉄道往復輸送として運営。専用コンテナの共同製作も先進的なモーダルシフトの取り組みとして、同省のモーダルシフト加速化緊急対策補助金制度を活用している。
ラウンド輸送のスキーム
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用