情報のデジタル化受け、27年4月に発行開始予定
国土交通省は7月29日、船員の身分証明書「船員手帳」のデザインを全面的に刷新すると発表した。
国交省は船員手帳に記載してきた情報をデジタル化し、手帳自体に記載する事項は大幅に絞り込んで身分証明機能に特化する予定。2027年4月に新たなデザインの船員手帳に移行する。
船員手帳のデザインをリニューアルするのは1947年に発行が始まって以来、初めて。現在の黒をベースにしたデザインから、海の色に和の要素を加えた藍色に切り替える。
海外では船員手帳を提示すれば一時的に上陸できるなど、旅券（パスポート）と類似した機能を備えていることを踏まえ、パスポートのようなデザインを施している。
新旧の船員手帳デザイン（国交省公表資料より引用）
（藤原秀行）
