米ブルーヨンダーの買収を主導
パナソニックコネクトの樋口泰行CEO(最高経営責任者)(67)が2026年3月末に退任する方向で最終調整していることが分かった。後任は同社のケネス・ウィリアム・セイン執行役員シニア・エグゼクティブ・ヴァイス・プレジデントが昇格する見通し。
近く正式発表するとみられる。
樋口氏は日本ヒューレット・パッカード社長、日本マイクロソフト社長などを経て2017年、パナソニック(現パナソニックホールディングス)の代表取締役専務執行役員に就任。併せて、パナソニックコネクト前身のコネクティッドソリューションズ社(パナソニック社内カンパニー)の社長にも就任した。
製造業や物流業向けの業務効率化支援などに注力し、業績を伸ばした。業容拡大のため、2021年にサプライチェーン運営効率化支援ソフトウエア大手の米ブルーヨンダーを買収。樋口氏が交渉を主導した。
セイン氏は米ボーイングなどを経て2019年にパナソニックグループで航空機システムを手掛けるパナソニックアビオニクスのCEOに就任した。
(藤原秀行)