カムチャッカ半島付近でM8.7、最大高さ3m予想
気象庁などによると、7月30日午前8時25分ごろ、ロシアのカムチャッカ半島付近でマグニチュード(M)8.7の強い地震が起きた。
気象庁は北海道や東北など太平洋沿岸を中心に広い範囲で津波警報を出した。海岸や川の河口に近づかないよう注意を呼び掛けている。
同日正午までに各地で津波を観測した。気象庁によれば、宮城県の石巻港で50cm、北海道の霧多布港や十勝港、苫小牧東港などで40cmに達した。
津波警報が出ているのは次の17地域。このほか、北海道日本海沿岸北部やオホーツク海沿岸など全国22地域に津波注意報が出ている。気象庁は第2波、第3波の方が大きくなる可能性があることなどから、警報や注意報を解除するまでは警戒を続けるよう訴えている。
北海道太平洋沿岸東部、北海道太平洋沿岸中部、北海道太平洋沿岸西部、青森県太平洋沿岸、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県九十九里・外房、千葉県内房、伊豆諸島、小笠原諸島、相模湾・三浦半島、静岡県、愛知県外海、三重県南部、和歌山県
(藤原秀行)