今年末の竣工予定
商船三井は7月30日、シンガポールのグループ現地法人MOL ENERGIA(MOLエナージア)が手掛けている北欧のエネルギー大手Equinor(エクイノール)向け新造大型原油タンカー(Very Large Crude Carrier、VLCC)について、7月29日に命名式を実施し、名前を「ENERGIA VIKING」(エナージア バイキング)に決めたと発表した。
商船三井の命名式を、大連中遠海運川崎船舶工程有限公司(DACKS)実施。商船三井グループとしてのLNG(液化店エ)二元燃料VLCCの竣工第1船となり、エクイノールとの用船契約に投入する。
ENERGIA VIKING(商船三井提供)
1万㎥を超えるLNG燃料タンクを積載することで長距離輸送を可能とし、柔軟な輸送プランに対応できる仕様を採用している。
乗組員の働きやすさを考慮し、船内に居室でも職場でもない、憩いの場となる第三の場所「IKOI」(イコイ)を設置。VLCCにおける「IKOI」の導入は商船三井で初めてという。
【本船概要】
載貨重量トン数 |
約309,000トン |
全長 |
約339.50m |
全幅 |
約60.0m |
竣工予定 |
2025年末 |
LNGタンク容量 |
5,100㎥ × 2基 |
(藤原秀行)