ERP・OMS・WMSのデータを短期間で統合、計画から物流実行まで一気通貫で最適化図る
ギークプラスは8月21日、製造業の競争力向上につながる流通体験を実現するオープンSCMソリューション「skylaa」(スカイラー)の提供を開始したと発表した。
ERP(基幹システム)やOMS(在庫管理システム)、WMS(倉庫管理システム)など社内に点在するシステムのデータを短期間で統合し、AIが需要予測から配送計画、物流実行までを一気通貫で最適化する。
製造業ならではの複雑化した流通の非効率や課題点を可視化し、データに基づいた精緻な需給計画を基に、在庫ロスや輸送コストの圧縮を図り、競争力向上を後押しすることを想定している。
需要予測、現在の在庫、リードタイムなどの要素を統合し、週単位のように将来の特定期間の在庫推移や需給バランスをシミュレーションする。その結果から潜在的な欠品リスクや過剰在庫を早期に特定、戦略的に意思決定できるようお膳立てする。
また、複数の商品(SKU)の発注を、サプライヤー側の様々な制約条件(MOQ、納品先、リードタイムなど)を考慮し、最適な発注量を生成することも可能という。
ダッシュボードは出荷数の推移や、上位回転率SKUリストなど現在の状況を一元的に表示して課題を特定、改善の機会を容易に見出だせるようにしている。
(藤原秀行)※いずれもギークプラス提供