26年12月竣工予定、「次世代型拠点」目指す
愛知を地盤とする総合物流企業の高末(名古屋市)は8月27日、愛知県春日井市で開発の方針を公表していた「(仮称)春日井物流センター」に関し、8月8日に現地で地鎮祭を執り行い、正式に着工したと発表した。
地上2階建て、倉庫面積は1万9818㎡を計画しており、2026年12月の完成を目指す。
東名高速道路の春日井ICまで約4.8km、小牧ICまで約5.5km。名古屋市をはじめとする東海エリアの各地域に加え、関東・関西方面への広域輸送拠点としての機能も担えると見込む。
同社として初めて、GTP(Goods to Person)シャトルシステム(シャトル式自動倉庫)を導入する予定。デジタル技術を活用して作業の省力化・省人化と作業精度の向上を進める次世代型物流センターの実現を目指す。
トラックバースは高床式・低床式の両方に対応したマルチバース方式を採用し、多様な車両の接車・荷役に対応できる環境を整備する。
(高末提供)
施設名称 | (仮称)春日井物流センター |
所在地 | 愛知県春⽇井市田楽町字池ノ上685番3 |
敷地面積 | 23,373.26㎡(約7,070坪) |
延床面積 | 20,613.06㎡(約6,235坪) |
倉庫面積 | 19,818.32㎡(約5,995坪) |
構造 | 鉄骨造 地上2階建て |
着工 | 2025年8月 |
竣工 | 2026年12月 |
開発 | アスク環境開発株式会社 |
設計 | 株式会社玉井設計 |
施工 | 小原建設株式会社 |
主な設備 | GTPシャトルシステム(シャトル式自動倉庫) マルチバース方式(高床式・低床式対応) 垂直搬送機 など |
(藤原秀行)