用地1.2万㎡確保、ラサールロジポート投資法人などSPCに出資
シービーアールイー(CBRE)は9月3日、北海道苫小牧市で、複数棟で構成する賃貸型危険物倉庫の開発を推進すると発表した。
CBREのアセットマネジメント部門が主導し、特定目的会社(SPC)を通じて8月8日に土地の売買契約を締結、9月3日に用地約1万2000㎡を取得した。
SPCにはラサールロジポート投資法人や京阪電鉄不動産などが出資している。CBRE札幌支店が苫小牧市内の土地取得をサポートし、マーケット調査・分析に基づいた企画設計を実施。設計・施工を担うパートナーの選定を行い、土地の不動産価値を最大化する開発プランを策定した。
施設の開発はCBREグループでプロジェクトマネジメントやコストマネジメントを手掛けるターナー&タウンゼントと連携し、設計・施工のプロセスを支援。竣工後は、CBREのプロパティマネジメント部門が施設管理を担い、インダストリアル&ロジスティクス部門がリーシングを手掛ける。
近年、半導体産業の急成長に伴い、半導体製造に不可欠な危険物原材料の保管需要が急増しており、今回のプロジェクトもそうした潮流を受けた取り組み。
苫小牧港から車で約10分、新千歳空港から車で約15分。半導体関連産業が集積する新千歳空港周辺エリアと、本州からの危険物海上輸送の拠点・苫小牧港の中間に位置し、危険物倉庫需要の受け皿として機能させることが可能とみている。
(いずれもCBRE提供)
北海道苫小牧市賃貸型危険物倉庫開発事業プロジェクト
事業会社 | HKプロパティーズ特定目的会社(SPC) |
出資者 |
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事業地 | 北海道苫小牧市 |
土地面積 | 約12,000㎡ |
アクセス | 苫小牧港から車で約10分、新千歳空港から車で約15分 |
施設 | 賃貸型危険物倉庫 |
CBREサポート業務* |
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(藤原秀行)