栗林商船が運航隻数を5→6に増強、モーダルシフト需要の伸びに対応

栗林商船が運航隻数を5→6に増強、モーダルシフト需要の伸びに対応

主要港の寄港回数拡充

栗林商船は9月4日、運航船舶を従来の5隻から6隻体制に増強すると発表した。大阪港への寄港は週5便に増える。

日本の物流網の主要幹線の東京~大阪間や、同社独自航路の仙台~大阪間などで、「物流2024年問題」やトラックドライバー不足を受けたモーダルシフト需要の伸びに対応していくのが狙い。



海上モーダルシフトの活用により、東京~大阪間の輸送はトラック輸送に比べて1台当たりのCO2排出量を72%、仙台~大阪間では74%削減できるとアピールしている。

また、東京~大阪間の陸送ではおおむね10~12時間を要していたトラック運転時間を、RORO船を用いた海陸一貫輸送への転換により3時間にまで短縮。トラックドライバーの長時間労働抑制や、ドライバー不足への対応を可能にし安定輸送を確保できると訴えている。

各港の寄港状況(いずれも週当たりの寄港便数)
東京港発
・大阪港着  4便 → 5便
・仙台港着  5便 → 6便
・苫小牧港着 5便 → 6便

大阪港発
・東京港着  4便→ 5便
・仙台港着  4便→ 5便
・苫小牧港着 4便→ 5便

仙台港発
・大阪港着  4便→ 5便
・苫小牧港着 5便→ 6便
・東京港着  5便→ 6便

苫小牧港発
・大阪港着  4便→ 5便
・仙台港着  5便→ 6便
・東京港着  5便→ 6便



(藤原秀行)※いずれも栗林商船提供

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