中国製、港湾コンテナなどに対応想定
ROBO-HI(ロボハイ、旧ZMP)は9月4日、空港の貨物コンテナ自動搬送の実証実験(2019年~)で培った技術を基に開発した「RoboCar Tractor 25T for Factory」(ロボカー・トラクター25Tフォー・ファクトリー)を、工場や物流拠点向けに販売すると発表した。
近年、数百kg程度の搬送能力を持つAGV(無人搬送ロボット)やAMR(自律移動ロボット)が増え、500kg~1.5t程度のパレット搬送にはAGF(自動フォークリフト)も導入され始めている。その一方、5~20t規模の超重量物搬送(鉄鋼・建材・金型・重機・建機・港湾コンテナなど)は安全面や人手不足の課題があるにもかかわらず、自動化の取り組みが遅れている。
そうした状況を踏まえ、同社は超重量物搬送に特化した「RoboCar Tractor 25T for Factory」を製品化。このたび本格的に販売を始めることにした。
ROBO-HIによる「RoboCar Tractor 25T for Factory」同時2台運用例
世界的に実績のある中国の大手空港車両メーカーGUANGTAI(広泰)製を採用。最大25tの牽引が可能で、自動化が難しかった超重量物の搬送ニーズに対応する。
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用