【独自取材】丸全昭和運輸が今秋にも越ハノイで新倉庫を開設へ

【独自取材】丸全昭和運輸が今秋にも越ハノイで新倉庫を開設へ

日系メーカーのベトナム進出に対応、“脱中国”の流れで先手

丸全昭和運輸が今秋予定でベトナムの首都ハノイに新倉庫を開設することが分かった。日系大手モーター関連企業による大規模な工場進出計画に併せた物流拠点整備とみられる。

丸全昭和は南部の経済都市ホーチミンで現地法人「ユニタイ丸全ロジスティクス(ベトナム)」ならびに「ベトナム丸全電産ロジステック」を展開しているが、ハノイなど北部に物流拠点を設置するのは今回が初めて。

新倉庫はハノイ近郊の工業団地「ホアラック・ハイテクパーク」内に立地。現地物流企業が保有する平屋建て、延べ床面積3000平方メートルの施設を1棟借りする。事業主体はベトナム丸全電産ロジステックで主に製品の輸送・保管を手掛ける。

ベトナムは安定した経済成長と豊富な労働力に加え、米中貿易摩擦を受けて日系メーカーなどが中国に取って代わる有望な進出先と位置付けている。丸全昭和はこうした潮流に先手を打つことでベトナムの物流需要を取り込む狙いがあると思われる。

丸全昭和は2020年3月期~22年3月期を対象とする「第7次中期経営計画」で倉庫など海外アセットの拡充を重点施策の一つに掲げており、とりわけベトナムとマレーシアは現地拠点の機能・規模を優先的に強化していく方針。ハノイの新倉庫開設はこの一環と推察され、積極的な拠点の整備・拡充を通じて3PLならびに海外での業容拡大を図る構え。


ベトナム政府ウェブサイトより※クリックで拡大

国内は北海道苫小牧市と茨城県神栖市で増設工事進む

一方、国内では5月から北海道苫小牧市と茨城県神栖市で倉庫の増設工事を進めている。前者は丸全北海道運輸が「苫小牧新倉庫(仮称)」(平屋建て、約974平方メートル)を建設するもので9月中に完成見込み。後者は丸全昭和運輸の既存施設「南海浜倉庫」に危険物倉庫(平屋建て、約1999平方メートル)を増設する。

第7次中計では総額250億円の設備投資を予定。前述した3案件はいずれもこの中に含まれているとみられ、国内外で倉庫の新増設プロジェクトを急ピッチで進めている。

(鳥羽俊一)

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