まず関東地域で2.8t再利用想定、全国に拡大目指す
三菱食品株式は9月18日、傘下のベスト・ロジスティクス・パートナーズと三菱商事プラスチックの協力を得て、不要になった物流資材(折り畳みコンテナ、折りコン)をリサイクルする取り組みを7月に開始したと発表した。
回収したものを粉砕、素材化した上で、リサイクル材50%とバージン(新品)原料50%を配合した原料による折りコンを製造、再利用している。
折りコンリサイクルの流れ(三菱食品提供)
三菱食品はプラスチック資源の有効活用で環境負荷を最小限に抑え、バージン(新品)プラスチック素材の折りコンと比較して製造・焼却処理時に発生するCO2排出量を減らせると想定。1000枚の折りコンをリサイクルすることで、約2800kgのプラスチックの資源循環につなげられると見込む。
まずは関東エリアでスタートし、成果を踏まえながら全国の物流拠点へ順次拡大することを目指す。
(藤原秀行)