路線バスや建設現場重機、配送トラックに供給へ
横浜市とミドリムシ培養などを手掛けるバイオベンチャー企業のユーグレナは7月23日、バイオ燃料の利用促進に関する連携協定を締結したと発表した。
川崎鶴見臨港バス(川崎市)の路線バスや清水建設が現場で使う重機、横浜市内を走る配送トラックや大型トラックに三和エナジーのローリー車を使ってバイオ燃料を供給。併せて、イベントなどでもバイオ燃料を積極的に使ってもらい、啓発にも努める。
ユーグレナは2019年中に横浜市内の実証プラントからバイオ燃料の出荷を本格的に出荷する計画。本格出荷に先立ち、今年8月に同市内で開くイベントで、発電機などにバイオ燃料を用いる。
併せて、同市内の飲食店から出る廃食油を回収、バイオ燃料の原料として使うことなどを予定している。子どもたちにもバイオ燃料の有用性をアピールして環境保護の機運を醸成、温室効果ガスの削減につなげたい考えだ。両者は他の企業にも運動への参加を呼び掛けていく。
(藤原秀行)