世界の物の貿易量、26年は0.5%増にとどまる

世界の物の貿易量、26年は0.5%増にとどまる

WTO調査結果、「トランプ関税」の影響ずれ込みを想定

世界貿易機関(WTO)は10月7日、世界の貿易動向に関する調査結果を公表した。

2026年は世界の物の貿易量が前年比で0.5%増えると予想。今年8月にまとめた従来見通しの1.8%から大幅に下方修正した。

一方、25年は2.4%と見積もっており、従来予想の0.9%から上方修正した。

米トランプ大統領の関税引き上げの影響が26年に出てくるとのシナリオを措定している。

WTOは「26年は世界経済の減速と、引き上げられた関税の全面的な影響が通年で表れることにより、貿易成長が鈍化する見通し」との見方を示している。

(藤原秀行)

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