三菱ふそうと日野の統合に伴う新持ち株会社は「ARCHION」(アーチオン)と発表、双方の国内工場集約も決定★続報

三菱ふそうと日野の統合に伴う新持ち株会社は「ARCHION」(アーチオン)と発表、双方の国内工場集約も決定★続報

26年4月1日事業開始

三菱ふそう・トラックバスと日野自動車は10月9日、今年6月に最終合意した経営統合に関し、新たに設ける持ち株会社の概要を公表した。

新持ち株会社は社名を「ARCHION」(アーチオン)とし、2026年4月1日に事業を開始。三菱ふそうと日野が100%子会社として傘下に収まる。



三菱ふそう親会社のドイツ・ダイムラートラックと日野親会社のトヨタ自動車がそれぞれ新持ち株会社の持ち分25%を保有して主要株主となる予定で、東京証券取引所プライム市場への上場を目指す。

統合に際して、三菱ふそうと日野の国内工場を集約することも決定した。28年末までに現在は5カ所のトラック工場を三菱ふそうの川崎製作所(川崎市)、日野の古河工場(茨城県古河市)、新田工場(群馬県太田市)の3カ所に集約する。

三菱ふそうの中津工場(神奈川県愛川町)の生産機能は川崎製作所に移し、日野の羽村工場(東京都羽村市)はトヨタに譲渡する。三菱ふそうと日野の間接機能も効率化を進めるほか、トラックの開発も機能の共通化などを図る。

新持ち株会社の代表取締役CEO(最高経営責任者)は、三菱ふそうのカール・デッペン社長CEOが就く。代表取締役兼CFO(最高財務責任者)は三菱ふそうのヘタル・ラリギ代表取締役兼CFOが務める。

併せて、CTO(最高技術責任者)のポストを新設し、日野の小木曽聡社長が就く。小木曽氏は新持ち株会社の取締役執行役員も務める。

(藤原秀行)

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