東日本全域の食品物流を自社でカバー
アサヒロジスティクスは10月23日、青森県八戸市で11月7日に新拠点「八戸共配センター」を開設すると発表した。同社が青森に拠点を置くのは初めてという。
同社は東北エリアで自社拠点の共配センターを岩手・盛岡、仙台、福島・郡山の3カ所に展開している。八戸を追加し、共配網を拡充して自社オペレーションによる東北の共配対応エリアを広げる。

同社は中期経営ビジョンの中で「東日本から中部・ 関西までの食と農を支える物流インフラを確立」する方針を明示している。今回の措置もその一環。
八戸の新規開設で同社は関東・信越・東北エリアをつなぐ共配網が完成し、東日本全域の食品物流を自社でカバーすることが可能になると意義を強調している。
| 名称 | アサヒロジスティクス株式会社 八戸共配センター |
| 住所 | 青森県八戸市大字長苗代字観音堂17番1 |
| アクセス | 東北新幹線八戸駅からタクシーで10分、八戸自動車道 八戸ICより約7km |
| 開設日 | 2025年11月7日 |
| 敷地面積 | 3,023.07m² (914.47坪) |
| 延べ床面積 | 1,139.55m² (344.71坪) |
| 構造 | 鉄骨造 倉庫1階建 事務所2階建 |
| 設備 | 冷凍庫(-25°C)147.17m²(44.52坪)、冷蔵庫(10°C以下)310.54m²(93.94坪)、常温庫172.79m²(52.27坪)、定温庫(18°C)94.48m²(28.58坪) 米飯庫使用を想定 |
| その他設備 | 事務室・休憩室・会議室 他 入出時記録(セキュリティあり) |
同社は1945年の創業以来、 食品物流に特化し、 関東を中心に事業を展開してきた。2011年の東日本 大震災を機に、段階的に東北エリアへ物流拠点を配置してきた。
当初はコンビニエンスストア向けの店舗配送をメーンに位置付けていたが、顧客の多様なニーズを踏まえ、東北地域で自社設備の物流拠点の整備に着手。2020年に仙台市で東北地方初の自社共配センターを立ち上げた。
その後、22年に岩手県滝沢市と新潟県長岡市、 24年に福島県郡山市に共配センターをそれぞれ開設。関東地方の7カ所の共配センターとともに、 東日本全域をカバーする配送ネットワークの構築を進めてきた。

グループ共配網イメージ
グループのアサヒフレッシュロジの物流拠点の活用を含めた、 アサヒロジスティクスグループの自社オペレーションによる共配ネットワークを活用し 対応エリアの拡充を進めるほか、産地物流拡大への足掛かりとなることを目指す。
(藤原秀行)※いずれもアサヒロジスティクス提供


