物流事業者で国内初、26年2月完成予定
T2は10月30日、2027年からのレベル4自動運転(特定条件下で完全無人運転)トラックによる幹線輸送サービスの開始に向け、神奈川県綾瀬市の東名高速道路綾瀬スマートICに近接する土地を活用し、高速道路における無人運転と、IC~顧客の各拠点を結ぶ一般道の有人運転を切り替える専用拠点を物流事業者として国内で初めて設けると発表した。
2025年11月に着工、26年2月の完成を目指す。高速道路へのアクセスが良い場所に専用の「切替拠点」を構えることで、自動運転トラックを使った幹線輸送をよりスムーズに行えるようにしたい考え。

切替拠点のイメージ

自動運転における切替拠点活用のイメージ
レベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスの開始に際し、高速道路における無人運転と、IC~顧客の各拠点を結ぶ一般道の有人運転を切り替えるためにドライバーがトラックに乗り降りする拠点が必要となり、これまで関東や関西で候補地を探していた。
綾瀬市小園の土地は、綾瀬スマートICに近接し、高速道路へのアクセスが非常に良いため、土地所有者をはじめとする関係者と協議を重ね、切替拠点の設置にこぎ着けた。拠点は東名高速道路を挟む形で2カ所に設け、ICへの乗り降りにそれぞれ対応できるようにする。

切替拠点のイメージ(俯瞰・高速道路を挟んで2カ所にある)
本拠点の設置に並行して地元の綾瀬市と連携し、完成後に市内の産業団地に拠点を置く企業を対象に、自動運転トラックを用いた実証への参加も呼び掛ける予定。

切替拠点のイメージ(地上から)

綾瀬市小園の予定地(地図はGoogleマップを活用)
(藤原秀行)※いずれもT2提供


