MBOの日本コンセプト、11月4日に東証上場廃止

MBOの日本コンセプト、11月4日に東証上場廃止

投資ファンドJ-STARと連携

東京証券取引所は10月15日、化学品などのタンクコンテナ輸送を手掛ける日本コンセプトに関し、プライム市場への上場を11月4日付で廃止することを決めた。

日本コンセプトは今年6月、独立系投資ファンドのJ-STAR(東京都千代田区有楽町)と組み、MBO(経営陣による買収)を実施すると発表。



日本コンセプトの10月15日開催の臨時株主総会で、株式併合を11月6日付で実施する方針を了承したのを受け、東証は上場廃止を決定した。

最終的にJ-STARの関係企業が日本コンセプトの全株式を保有する形に移行する。この関係企業にはJ-STAR系投資ファンドと日本コンセプトの松元孝義社長の2者のみが出資している。

日本コンセプトは株式を非公開化することで市場の変動に影響されず、中長期的に安定して経営改革を図っていきたい考え。

(藤原秀行)

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