神奈川・相模原のセンターで担当、温度管理も可能
DHLサプライチェーンジャパンは11月20日、腎臓病治療に特化した米国の医療企業モザークメディカルの日本法人モザークメディカルジャパンから日本国内の物流業務を受託し、神奈川県相模原市の「相模原ロジスティクスセンター」で業務を始めたと発表した。

業務開始のセレモニーの様子(DHLサプライチェーンジャパン提供)
モザークは腎臓病治療に関わる血管アクセスや急性期の腎機能サポートなどに注力し、将来は在宅腎臓ケアを含む幅広い治療領域にも進出していくことを視野に入れている。
DHLはモザークの日本市場における事業基盤の確立を支援し、既存オペレーションからの円滑な移行を実現。現在は相模原ロジスティクスセンターを拠点に、製品の保管や在庫管理、医療機器製造業許可に基づくラベリング業務、全国の卸売業者および営業拠点への配送までを一貫して手掛けている。
相模原ロジスティクスセンターは、2019年から医療機器専用のオペレーションを展開。製品の品質維持のために-20℃(冷凍)、1〜30℃(室温)、2℃~8℃(冷蔵)、15℃~25℃(常温)の温度管理が可能な倉庫設備を備えている。羽田・成田の両空港へのアクセスにも強みを持つ立地で、国内外への効率的な輸送を後追いする。
同センターは静岡県袋井市にあるモザークの研究開発(R&D)拠点と東京都心の中間に位置しており、輸送の効率化に寄与するとともに、モザークの事業成長を支えるための規模を備えていると見込む。
(藤原秀行)




