日本とマレーシアが初の「グリーン物流パートナーシップ会議」

日本とマレーシアが初の「グリーン物流パートナーシップ会議」

国交省や事業者がCO2排出削減策など説明

国土交通省は7月29日、日本とマレーシアの両国政府が7月9日、クアラルンプールで初のマレーシア版グリーン物流パートナーシップ会議を開いたと発表した。両国の物流関係者が一堂に介し、国交省の担当者らが日本のグリーン物流をマレーシアでも推進していくことを確認した。

会議では、マレーシアからアンソニー・ローク運輸相が日本に感謝状を贈呈。同国の運輸研究機関はマレーシアの物流産業がグリーン物流を推し進める意義と目的を解説した。

日本の物流業界からは、日本ロジスティクスシステム協会(JILS)が「国際社会におけるCO2排出規制について」をテーマに動向を説明。ライオン、日本通運と郵船ロジスティクスのマレーシア法人がそれぞれグリーン物流促進の取り組み事例を紹介した。

続いて7月10日には同じくクアラルンプールで、第15回日ASEAN(東南アジア諸国連合)物流専門家会合を開催。ブルネイとシンガポールを除く9カ国の関係者が出席した。日本からは国交省の宮島昭夫官房参事官(国際物流)らが参加した。

「日ASEANコールドチェーン物流プロジェクト」の取り組み状況などを報告。「日メコン物流訓練センター」を活用したプロジェクトの進捗についても明らかにされた。


マレーシア版グリーン物流パートナーシップ会議の様子(国交省プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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