コールドチェーン物流展開のガイドラインなど承認

コールドチェーン物流展開のガイドラインなど承認

日ASEAN交通大臣会合を開催

 国土交通省は11月13日、タイ・バンコクで今月9日に開催した第16回日ASEAN交通大臣会合の結果を公表した。

 各国が2017~18年にかけて取り組んできた活動の成果として、高機能のコールドチェーン物流展開に関するガイドラインや、環境負荷軽減を図るグリーン物流の優良事例集など4件を承認した。

 会合は日本から石井啓一国土交通相の代理として、国交省の藤田耕三国土交通審議官が参加、共同議長を務めた。

 会合では併せて、18~19年の行動計画も決定。24の施策を盛り込んでおり、新たに交通分野で「モバイル・ビッグデータの活用」などに取り組むことを確認した。

 このほか、日ASEAN間での航空協定締結に向け、引き続き交渉を進めることで合意した。次回の会合は19年にベトナムで開く予定。

 藤田審議官は会合とは別に、タイのアーコム・トゥームピッタヤーパイシット運輸相と個別に会談し、インフラ・交通分野で協力関係をさらに強めていくことで一致した。

(藤原秀行)


会合で握手する各国の交通担当大臣(国土交通省提供)

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