電柱やポールなど細かい道路環境を把握してドライバーの運転支援
ナビタイムジャパンは7月31日、トラック専用カーナビゲーションアプリ「トラックカーナビ」にトラックドライバーの走行実績をルート検索に反映する機能を追加したと発表した。
アプリのユーザーから得られた過去6ヵ月分のGPSデータを基に走行実績を作成。車両の大きさ、通過時の速度、通過ユーザー数、総通過回数などから算出した各道路上の情報をルート検索時に考慮することで精度を高め快適なルートの提示が可能となる。
一般乗用車と比べて車両が大きなトラックは、狭い道の電柱やポール、街路樹、枝葉など道路環境を把握する必要がある。こうした細かい情報は地図データとして正確に整備することが難しいため、アプリから取得される走行実績を活用することでトラックドライバーの運転を支援する。またベテランドライバーがよく利用する道をアプリ内で提案することによって運転技術の平準化にも貢献したい考え。
(鳥羽俊一)