埼玉・秩父市とKDDIスマートドローンがドローン活用した地域活性化で連携

埼玉・秩父市とKDDIスマートドローンがドローン活用した地域活性化で連携

配送の定常運航など検討

埼玉県秩父市とKDDIスマートドローン、一般社団法人ちちぶ結いまち(秩父市)の3者は12月16日、ドローンを活用した秩父市の地域活性化を目的とした連携協定を12月15日付で締結したと発表した。

3者は秩父市で平時、有事(災害時)を問わずドローンを活用する「フェーズフリー」な社会基盤構築を推進し、安全で持続可能なインフラ構築や地域デジタル人材育成、産業創出の実現により、市民向けサービスの向上と地域活性化を図る。



今後は自動離着陸や充電が可能なドローンポートの設置と運営・管理、ドローンスクールでのドローン操縦者育成、山間地域におけるドローン配送の定常運航の実施などを展開する予定。


協定に調印した(左から)秩父市・清野和彦市長、KDDIスマートドローン・博野雅文社長、ちちぶ結いまち・深田雅之代表理事

秩父市内にドローンポートを設け、地域の見守りから、山林火災・不法投棄、シカ・イノシシ・クマなどの獣害対策まで幅広いシーンでドローンを使えるようにする。


設置予定機体「Skydio Dock for X10」

ドローン操縦者らデジタル人材の育成に向けて、ちちぶ結いまちを運営事業者として、KDDIスマートドローンアカデミー秩父校を12月16日に開校する。秩父校では国家資格取得コースを提供することで、地域におけるドローンの安全な運航の担い手を秩父市から輩出していくことを目指す。

併せて、山間地域のラストワンマイル物流の効率化を目指し、ドローン配送の導入を検討する。



(藤原秀行)※いずれも3者提供

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事