運営会社がプロジェクト公表、「次の30年」見据え
関西国際空港を運営している関西エアポートは12月17日、同空港で国際貨物地区の改修プロジェクト「Cargo Next→」を開始すると発表した。
貨物施設の拡張・改修、デジタル化の推進・施設の効率的配置、ステークホルダーとの連携強化、労働環境の改善、環境負荷低減に向けた取り組みの推進を検討・実施する。
具体的には、貨物の保管や荷さばきに用いる上屋を今の約15万㎡から段階的に拡張し、最大で現状の1.5倍まで広げることを打ち出している。その前提として、まず短期的に現状から5%拡張する。医薬品などの輸送需要の拡大に対応するたための低温物流システムや電動トラックの重電設備なども整備することを想定している。
同空港は1994年の開港から30年を超え、貨物輸送の需要が伸び、ニーズも多様化しているため、潜在需要を取り込むことも念頭に置き、次の30年を見据えた貨物上屋のキャパシティー拡張・機能向上・効率化を図る。


(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用









