楽天、ライフサポート・エガワが1棟借り決定
野村不動産は8月1日、千葉県習志野市の「Landport(ランドポート)東習志野」と埼玉県川口市の「Landport川口」の大規模高機能型物流施設2棟がいずれも100%契約獲得し完成したと発表した。
「Landport」ブランドの物流施設は計16棟となった。「東習志野」は楽天、「川口」はライフサポート・エガワがそれぞれ1棟借りする予定。
「東習志野」は地上5階建て、延べ床面積7万4724平方メートル。東関道の千葉北ICから約7・2キロメートル、京葉道路の花輪ICから約8・3キロメートル。
シングルランプを採用して1~3 階は平面利用フロア、4~5階は2層使い可能なフロアとし、オペレーション効率を高めた設計とした。さらに2面角地という敷地形状を活用してトラックの入口を2カ所設けると同時に自転車や歩行者の動線を分離、安全性に配慮している。
車番認証システムを初導入、待機車両削減図る
「川口」は地上4階建て、延べ床面積1万9769平方メートル。首都高川口線の足立入谷ICから約1キロメートル、国道122号線から約2・2キロメートル。
多頻度配送に対応するため大型車が20台同時に接車できる両面バースを導入。効率的なトラック運用の実現とともに、6・5メートルの梁下有効高(2・3 階)を確保し、高い保管効率を実現した。
野村不動産の物流施設としては初めて、車両入退ゲートにカメラを設置して入退車両の管理ができる車番認証システムを活用する予定。同システムで取得した情報を基に、トラックバースの管理や配車の効率化を図り、待機車両数を軽減する計画だ。
「東習志野」(上)と「川口」の外観(野村不動産プレスリリースより引用、東習志野はイメージ)
(藤原秀行)