西鉄、米アリゾナ州メサで物流施設開発に着手

西鉄、米アリゾナ州メサで物流施設開発に着手

現地デベロッパーと共同で2棟、27年竣工予定

西日本鉄道は2月5日、米国の不動産デベロッパーATLAS Capital Partners(アトラス・キャピタル・パートナーズ)と共同で設立した事業運営会社「HC/ACP EASTMARK INDUSTRIAL PHASE I, LLC」を通じて、1月29日に米アリゾナ州メサで物流施設の開発に着手したと発表した。

西鉄は第16次中期経営計画の重点戦略として、海外不動産事業の収益拡大を明記。現在はベトナム、インドネシア、米国、タイ、フィリピン、インドの6カ国で住宅・収益用不動産などの事業を展開している。



このうち、経済成長が続くアジアは分譲住宅・賃貸オフィス開発を、持続的な住宅需要が見込まれる米国は収益用不動産開発を進めている。2019年にはイリノイ州シカゴ郊外で物流施設を開発、2021年に売却済み。

アトラスとは今回が初めての共同開発で、アリゾナ州で開発を手掛けるのも西鉄としては初めて。

メサはアリゾナ州の中部に位置する人口約51万人の都市で、近年人口増加や企業進出が著しいフェニックス都市圏(人口約519万人)に位置。開発エリアは高速道路や空港へアクセスしやすく、大手企業のデータセンターや物流施設が多数立地するなど、今後も物流施設需要が見込まれるため、開発に乗り出した。

今回のプロジェクトは約4万9000㎡の敷地を2区画に分割し、平屋建ての物流施設を2棟建設する。いずれも西鉄としては初となるIOS型(建ぺい率を低く抑え、屋外保管スペースを広く確保するアセット)施設で、うち1棟はテナントの要望に合わせて建築するBTS型を想定している。竣工はそれぞれ2027年1月と10月を予定している。

総事業費は約2500万ドル(約40億円)を計画している。


区画1




区画2


事業スキーム(いずれも西日本鉄道提供)

(藤原秀行)

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