後任は角副社長が昇格
商用EV(電気自動車)の開発を手掛けるEVモーターズ・ジャパンは2月20日、佐藤裕之代表取締役(69)が2月28日付で退任し、後任に角英信副社長(53)が3月1日付で昇格する人事を発表した。佐藤氏は技術顧問として残る予定。
同社が販売した中国製のEVバスで不具合が続発した責任を取る。
EVモーターズは2019年発足。中国のEVメーカーに製造を委託したEVバスを販売している。23年には北九州市で商用EV専用の組み立て工場の主要部分が完成した。
大阪・関西万博でもEVモーターズが取り扱ったEVバスが使われたが、走行中に停止するなどのトラブルが相次いだ。国土交通省は2025年9月、販売したEVバスの点検を同社に指示していた。
同年11月には設計の問題でブレーキが利きにくくなる可能性があることを理由に、国交省にリコールを申請した。
EVモーターズは再発防止策の中間報告として、国内で45の企業・団体に納入したEVバス317台を点検した結果、113台で乗降口ドアのゴム部欠落などの不具合を確認したと説明。安全運転の根幹に関わる「ブレーキホースの損傷・接触」に最優先で対応すると説明している。
出荷前の検査を見直し、品質管理機運の強化などを図る。併せて、中国のEVメーカーヘの生産委託体制を再考し、国内での生産開始も急ぐ。
EVモーターズはバスに引き続き、EVトラックの実用化も目指している。
(藤原秀行)












