ヤマトは25府県で遅延、佐川や日通も
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大型の台風10号が西日本に上陸、通過した影響で、8月16日に入っても宅配の配達に広範囲で遅延が生じるなど、混乱が続いている。
ヤマト運輸は16日午前11時現在、北陸や関西、中国、四国、九州の25府県で配送に遅延が発生。遅延を了承してもらった上で荷受けをしている。鹿児島の奄美市など離島では、船舶欠航に伴い滞貨が発生、配送に遅れが出ている。
佐川急便は同日朝の時点で、四国や中国の全域などで集配を再開したが遅延が発生している。日本通運は西日本エリアの一部で停止していた集配や電話・荷物受付業務を再開したが、配送には遅れが出ている。
国土交通省によれば、高速道路の通行止めは解除されたが、16日午前6時現在、補助国道は宮崎と和歌山の3区間、都道府県・政令市道は和歌山や徳島、高知など21区間で倒木や土砂崩れなどが生じている。
政府は16日午前、首相官邸で台風10号の関係閣僚会議を開き、地方自治体や関係機関と緊密に連携しながら情報発信や被害発生への警戒に引き続き努めることなどを確認した。
(藤原秀行)※写真はイメージ