昭和シェルが大型LNGトラックに燃料供給

昭和シェルが大型LNGトラックに燃料供給

京浜トラックターミナルで関東初

 昭和シェル石油は9月14日、東京・平和島の「京浜トラックターミナルL+CNGステーション」で関東初となる大型LNGトラックへの燃料供給を開始したと発表した。

 同13日に充填式を開催し、施設関係者・運送事業者ら100人以上が参加した。

 同社はステーションの運営者として、環境省「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」の一つである「大型LNGトラックおよび最適燃料充填インフラの開発・実証事業」に使用される大型LNGトラックへ燃料供給を行い、供給実績データの提供などで東京・大阪間の実証走行試験に協力する。

 ウルトラクリーンの
LNGトラックは1回の充填で約1000キロメートル超の長距離走行が可能とされ、充填時間も短縮できることから持続可能な次世代車両として注目されている。

 その一方で普及には初期投資負担やインフラの未整備などが課題。同社は中長期戦略としてインフラ整備、利用普及を視野に入れたLNG事業拡大を推進していく。

(鳥羽俊一)

LNG充填作業の様子(昭和シェル石油提供)

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