ESR、愛知・愛西で6・3万平方メートルのマルチテナント型物流施設開発

ESR、愛知・愛西で6・3万平方メートルのマルチテナント型物流施設開発

総投資額110億円、20年11月完成予定

ESRは10月7日、愛知県愛西市で新たなマルチテナント型物流施設「ESR愛西ディストリビューションセンター(DC)」の開発に着手したと発表した。

地上4階建て、延べ床面積6万3358平方メートル。愛知県企業庁が工業用地として開発を進めるエリアに立地しており、同社を含む5社の物流施設や工場が集まる工業団地(6万4427平方メートル)となる計画。同社が愛知県内で物流施設を手掛けるのは4件目で、総投資額は約100億円を見込む。


「愛西DC」の完成イメージ(ESR提供)

「愛西DC」は東名阪道の蟹江ICから約7・5キロメートル、名古屋第2環状自動車道の甚目寺南ICから約7・0キロメートル。名古屋港には22キロメートル、中部国際空港セントレアまでは60キロメートル、名古屋市中心部まで15キロメートルと地の利の良さが売り物。同社は名古屋から東海全域、関西、関東までをカバーできる広域拠点としての運営を想定している。

3階までトラックが直接乗り入れられる双方向のランプウエー方式を採用。1階で 33台、3階は29台のトラックバース、2・4階の各区画には荷物用エレベーター各2基と垂直搬送機各1基を設置する予定。

さらに、1階は床面が地面と同じ高さになるように設計された低床式倉庫とし、トラックがそのまま構内に乗り入れられフォークリフトが自由に往来できる構造にするなど、より物流運営の効率性を重視。倉庫部分は最大6テナントに分割できる設計とする。

(藤原秀行)

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