自動車メーカー16社から一括回収スキーム
SGホールディングスグループ(SGH)で引っ越し輸送や設置輸送、特殊輸送などを手掛けるSGムービングは9月19日、自動車再資源化協力機構(自再協)から車載用リチウムイオンバッテリー(LiB)の収集運搬業務を受託したと発表した。
自再協が環境省の「産業廃棄物広域認定制度」を取得し運用するもので、10月1日より開始する。
国内外自動車メーカー16社からの処理依頼(排出申請)を自再協が窓口となって取りまとめ、収集運搬に関する業務をSGムービングが一括して担う。
さまざまなメーカーのLiBをまとめて運搬することによって、回収作業の効率化と処理費用の削減が図れるという。
ハイブリッドカーなどに使用されるLiBは各メーカーが独自に回収ルートを構築しているため統一化されていないほか、最近では使用済みバッテリーの再利用が注目されている。
今回の業務受託に当たっては、SGHグループを横断する先進的ロジスティクスプロジェクトチーム「GOAL」が新たな回収スキームを提案・構築した。
(鳥羽俊一)
回収スキームのイメージ(SGムービングWEBサイトより)